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ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)

ナイン・インチ・ネイルズ(NIN)

オルタナティヴ・ムーヴメントの代表者、 90年代ロック・シーン最大の奇才 トレント・レズナー

ナイン・インチ・ネイルズとはトレント・レズナーよる プロジェクト・バンド。略称”NIN” ジャンルはインダストリアル・ロックオルタナティブ・ロック、 オルタナティブ・メタルに分類される。

ナイン・インチ・ネイルズはインダストリアル・ロックの代表者であり、 アルバム"ダウンワード・スパイラル"はインダストリアルの金字塔。 90年代半ばはオルタナティヴ・ロックを引率する存在として活躍し、 巨大な成功を収めた。

狂気とポップを組み合わせたスリリングなサウンドの中に 打撃音と叫びが現れる。 疎外感、怒り、破壊、自滅、殺意などをテーマに した歌詞をポップかつヘヴィなメロディに乗せ歌う。 独自の残酷な世界観は見事であり、その他のゴシック・バンドとは一線を画している。 初期インダストリアル・バンド、ニュー・ウェイヴのゴス・バンド、 ピンク・フロイドやイーグルスなど幅広いアーティストに影響を受けている。 また、ナイン・インチ・ネイルズは多くのヘヴィなロック・バンドに影響を与えている。

ライヴ・ステージは圧巻。レズナーは狂気を叫び、 キッズ達は日頃のフレストレーションを爆発させる。 みんな揃ってキリストをコケにし、それぞれの 怒りを吐きだす。

「おまえを引きずり降ろして ボロボロにしてやる ミスター自己破壊願望」
By"ミスター・セルフ・ディストラクト"

「やつは神を枕元に見 それをキリスト教と呼ぶ おまえの神は 死んでいる 誰も気にかけてなんかいない 地獄があるというのなら 次はそこで会ってやろう」
By"ハラシー"

ナイン・インチ・ネイルズ(NIN)の歴史Ⅰ

トレント・レズナー

トレント・レズナー

ナイン・インチ・ネイルズ(NIN)

トレント・レズナーは1965年5月17日生まれ、 ペンシルヴァニア州出身。
小さな頃から音楽に興味を持ち、 1日に10時間ピアノの練習をしていたこともあった。 また、小さい頃はキッスの大ファンだった。その後、 ピンク・フロイドなどのプログレッシヴ・ロックや ジョイ・ディヴィジョンなどのニューウェイヴに 影響を受けた。もちろん、ロンドン・パンクに も影響を受けている。

コンピューター工学を学ぶが、 アーティストになるため学校を辞め、 クリーヴランドへ引っ越す。 インダストリアルの元祖であるミニストリーを 聴き、衝撃を受けたことで音楽の方向性も決まった。 トイレ掃除などのバイトをし、 質素な生活をしながらレコーディングを 行い、自身のプロジェクト名を”ナイン・インチ・ネイルズ”と し、ライヴ活動を重ねる。

89年、アルバム"プリティ・ヘイト・マシーン"をリリース。 トレント・レズナーのポップと狂気の融合が始まった アルバム。当時はハード・ロック全盛の時代だった ためトップ・チャートに入ることはなかったが、 確かなファンを獲得した。このアルバムは ニルヴァーナのカートとクリスのお気に入りでもあった。

92年、アルバム"ブロークン"をリリース。 グランジ・ブームメントが勃発し、 オルタナ系のアーティストも一気にメジャーで 活躍するようになる。このアルバムも チャートを駆け上がり、ナイン・インチ・ネイルズの 名をオルタナ界に広めた。 同年に"ブロークン"のリミックスEP"フィックスト"を リリース。

94年、アルバム"ダウンワード・スパイラル"をリリース。 このアルバムは、ナイン・インチ・ネイルズを世界屈指の バンドにしたNINの最高傑作であり、 オルタナティヴ・ロックの金字塔だ。 オルタナティヴ・ムーブメントを一気に加速させた "ダウンワード・スパイラル"は 全米2位を記録し、ロング・ヒットした。 狂気の名バラード"ハート"も収録している。 このアルバムによって、トレント・レズナーはロック界の 最重要人物となったが、その名声とプレッシャーが彼の 精神を蝕んでいくことになる。

95年、"ダウンワード・スパイラル"のリミックス盤 "ファーザー・ダウン・ザ・スパイラル"をリリース。

99年、アルバム"ザ・フラジャイル"をリリース。 様々な問題を抱えながらも長い歳月を掛けて製作した アルバム。全米1位を記録した。 2枚組アルバムであり、全21曲収録している。 怒りや苦しみが頂点に達し、状況判断ができないほど 惨殺したNINの傑作。実際この頃のレズナーは アーティスト活動を続けていけるような状況ではなかった。 また、なぜかエミネムは自身の曲でナイン・インチ・ネイルズを ネタにしている。

00年、"ザ・フラジャイル"のリミックス盤 "シングス・フォーリング・アパート"をリリース。

02年、ライヴ・アルバム"アンド・オール・ザット・ クッド・ハヴ・ビーン"をリリース。

05年、精神疲労からも回復し、活動を本格的に再開した トレント・レズナーはナイン・インチ・ネイルズを率いて アルバム"ウィズ・ティース"をリリース。 激しく美しい打撃音とレズナーの口から吐かれる 怒りが見事に融合した傑作。

07年、アルバム"イヤー・ゼロ~零原点・・・"をリリース。 インタビューでも「今まで無駄にした時間を取り戻さないと」と言って いた通り、ハイ・ペースで活動。
同年にはアルバム"イヤー・ゼロ~零リミックス"をリリース。 このアルバムはNIN史上最高のリミックス・アルバム。
この頃、レコード会社の 意向でNINのアルバムは高く売られ、ポップ・アイドルの アルバムは一般受けするから安く売るという 会社の戦略に激怒。シングル・リリースはしなくなり、 ネット配信が中心となっていく。

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